速読はもう古い!本を早く読むための新常識教えます

2019年4月23日

大学生になると、たくさんの本を読まされることになります。
課題として出される本の中には、いいものも勿論あるのですが、面白くない本もたくさん読まされることになります。
あなたはそんな面白くない本の全部を読む気になりますか?
俺はなりません。
なんなら本の中身の半分も目を通していません。
時間の無駄になるからです。

しかし俺は本の中身を半分も見ていないにも関わらず、その本の内容について8割型理解することができています。
実際、大学でレポート課題を出された時に本をきちんと読んだ時と読んでいない時の点数の差はそれほどありません。
それは自分好みの本でなかった時にテクニックを使って読んでいるからです。

今回は自分が好きじゃない本を読んでいる時に使っているテクニックをいくつか紹介していこうと思います。
ここで紹介するテクニックは俗にいう速読と同じものではありません。
速読について書かれている本はどれもこれも、うさんくさいし、理解力が落ちるという実験結果も存在します。
実際に、速読を練習して実践しようとしていた時期もありましたが、あれはただの流し読みで、頭に内容が全然入ってきませんでした。

このテクニックはセンター試験の現代文やなんなら英語でも通じるので、仮面浪人をしているという人にも必見です。
実際、俺はテクニックを使ってセンター試験の問題に臨んでいましたが、過去問15年分やったうち現代文が9割以下になったことは2度しかありません。
これを読み終わった人は本を読む課題は楽勝になりますし、センター現代文も俗に言われるただの運ゲーにはならなくなります!


評論文系

評論文を読む上で一番大事なのは筆者の主張がどこにあるのかっていうのを素早く見つけるということです。
さて、筆者の主張を見つける上で一番大事になる目印があります。
それはなんだと思いますか?
そう、接続詞です。
接続詞を省けば文章が読みやすくなるというアドバイスをしている人も多く存在しているのですが、そんなことは一切ありません!
逆に、接続詞のところだけ読んでいけば、本の内容は8割型近いすることができます。
と言っても接続詞と言われても「接続詞を見ただけでどう本の内容を理解するの?」って人はかなり多いと思います。
というわけでどの接続詞を見たらどう反応して読んでいけばいいのか紹介していこうと思います。

順接(したがって・だから)を見たら後ろを読め!

「したがって」、「だから」というのは筆者が文章を書いていく上でいちばん伝えたいことが書かれているサインです。
何故ならば、この順接というものは自分が今まで論じてきたことを総括していることが非常に多いからです。
なので、順接の後ろの文を読めば、その本のアウトラインを明確に把握することができます。
その本についてレポートを書くならまだしも、目を通して内容を把握しておくように言われた場合順接の部分を読んでいくだけでボロが出ることは滅多にありません。

理由説明(何故ならば)を見たら前の文章を読め!

「何故ならば〜」や「それは〜だからです。」というようなものはその前の文章に筆者の言いたいことが隠れているサインです。
なぜ、理由説明の文章の前に筆者の言いたいことがあるのでしょうか?
それは筆者が真に言いたいことだからこそ自分の主張について根拠づける理由というものを後ろに添えるからです。
なので理由を説明している文章を見つけたら、その部分より先に前に書かれている文章の方を読むようにしましょう。

「AだけでなくB」を見たらBだけ頭に入れろ!

これは筆者が何かを主張する上で何が重要だと考えているのかを表しているサインです
この「AだけでなくBも〜である。」のような文章を見つけた場合、筆者はAのことではなくBについて話したいと考えていることが多いです。
論文というものは英語で書くことが多く、それゆえに評論文も英語の文章の構造に引っ張られやすいです。


英語を学校の授業でやった人ならば誰しも知っている「not only A but also B」。
これは教師がなんの考えもなしにあなたに教えていたわけではありません。
これを知っていないと英語の文章で筆者の主張をつかむことが困難になるため教えられていたのです。
英語ではきちんと教えてくれているはずなのに国語だと教えてくれないなんておかしいですよね。

ということで「AだけでなくBも〜である」という文章を見たらBが重要なんだなぁと頭に入れておくようにしましょう。

「AでなくむしろB」を見たらBだけを頭に入れろ!

これも筆者が何を言いたいか示しているサインです。
これは英語で言う「A rather than B」です。
英語の文章でも重要なように日本語でもとても重要な構文です。
大抵Aには常識と信じられていることが書いてあり、Bにはその常識を覆すような筆者の主張が書かれています。
常識を覆すような主張はとても大事です。
なんなら筆者が言いたいことのメイン、根幹をなしていることもよくあります。

なのでこの構文を見つけたらぐるぐるとペンでチェックしておくといいでしょう。
きっと一番大事なことがそこには書かれているはずですから。

例示を見つけたらその前の文章を読め!(例えば)

あなたは「例えば」という接続詞を見たときにどこに注目しますか?
多くの人は「例えば」という接続詞の後ろにある例を

対比構造を見つけろ!(一方で、逆に)(上級者向け)

対比構造というのはほとんどの評論文に存在しています。
何故ならば対比構造を軸に論を進めていくというのが筆者にとって一番書きやすいからです。
対比構造を軸にしているということは対比しているものを筆者が論の軸にしているということです。
なので「筆者が何を使って主張していくのか」の「何」というものが明確に書かれています。
さて、「対比構造が大事なのはわかったけど、どうやって探せばいいかわからんよ」という人が多いとおもいます。
しかし、対比構造はたくみに隠されていることも多く、この接続詞があるから絶対に対比だ!ということもありません。

なので対比構造を一番簡単に表している接続詞を教えます。
それは、「一方で」や「逆に」です。
基本的にこの2つの接続詞が出てきたときは前の文と後の文が同じような文章の構造になっていることが多いです。
そんなときは「何が重要か理解できたぜ!」と筆者の心の中をのぞけたようなそんな気持ちでほくそ笑んでやりましょう。

実際に評論文をどう読めばいいのか?

さて、見つけるべき接続詞を覚えたところで俺が普段どうやって本を読んでいるのかを紹介していこうと思います。

  1. 接続詞にマーカーで線を引く
  2. 接続詞に対応した部分を読む
  3. まとめる

この3ステップで俺は本を読んでいます。

まず最初にマーカーで本に線を引いていきます。
本に線を引くの!?と思う人も多いと思いますが、本とはそういうものです。
気になることがあればそこにメモをして、重要だと思う部分はすぐに見れるようにマーカーを引いておくと、本に書いてある内容がスッと頭に入ってくるようになります。

マーカーを引いて読む部分を把握したら、次はその部分を読みます。
このときになんとなく読むのではなく、自分の頭の中に大きなイメージを膨らませるようにして読むようにしましょう。
どういうことかというと、文単体をそのまま頭に入れるのではなくて、それぞれの文をまとめて抽象化していくということです。

簡単にいうと「青い空である」「太陽が輝いている」という2つの文があるときにそのまま頭に入れるのではなくて、「いい天気なんだなぁ」と大きな括りに入れてしまうということです。
最後は頭の中に作ったイメージをノートや本の片隅に言語化して、まとめましょう。
そうすれば、本の内容を要約する課題が出てもノートに書いてあることをそのまま書いて肉付けすればすぐに教授に提出できます。

物語文

物語文はよく感想を書かされることが多いです。
小学生の頃から読書感想文には悩まされますよね?
でも大丈夫です。
物語文にも手っ取り早い読み方はあります。
これから紹介するテクニックを実行すれば、完璧な感想文をかけること間違いなしです。

感情をチェックしろ!

まずはわかりやすいものから紹介していきます。
物語を構成する要素で一番大切なものはなんでしょうか?
登場人物の名前?風景?境遇?書かれた時代?シチュエーション?登場人物が話している言葉?
もちろん全て重要です。
しかしこれらは根幹を成すほど大事なものではありません。

では何が一番大切なんでしょうか?
それは感情です!
登場人物の感情は物語を構成する上で一番大事なものです。
何故ならば文学というものは大抵、登場人物の感情の揺れ動きを主題にして描かれていることが多いからです。
無感情な主人公が出てきたとしても、ロボットが出てきたとしても物語に登場する以上、最後には感情を持ちます。
何故ならば感情を持たないものは物語で動かすことが難しいからです。
物語に登場する人物がなんの根拠もなしに動いてしまうと整合性がなくなり、一気に物語としての価値をなくしてしまうのです。
なのでまず感情がストレートに書かれている文にはマーカーを引きましょう。

情景をチェックしろ!

次に情景をチェックしましょう。
「ただ、場所についてや天気について書かれているだけなのにどうして注目しなきゃいけないの?」と思う人も多いでしょう。
しかし情景というものはみなさんが思っているよりもずっと重要です。
なぜただ状況を説明するだけの情景が重要なのでしょうか?

それは情景があるものを表現しているからです。
実は、物語を構成する文章で無駄な文章は1つもありません。
全てが何かを象徴しています。
さて、情景が象徴しているものはなんでしょうか?
それは感情・状況・先行きです。
1つ前のパートで言ったように感情はとても大切です。
しかしその感情を全てストレートに表現してしまうのは非常にダサい。
そんな時に感情を表すものが情景なのです。
簡単に例えを出すと、晴れていたら元気なサイン、曇っていたら先行きが不安になっているサイン、雨が降っていたら最悪な気持ちのサインですね。

また、情景を確認するだけで物語がどう進むかだいたい予想できます。
暗示というやつです。
これは考察を伸ばす上でとても便利です。
小説をいくつも読んでいると極端な場合、情景描写だけで最後の展開を読めるようになります。
雨が降っている描写が物語の序盤にあったら、最後は晴れる描写が描かれるなぁと考えることができたり、途中に不穏な描写があれば大抵、重要人物が死にます。
だから最初の描写とあらすじさえ見れば大抵の小説は人と話を合わせられるんですよね笑。

時代背景を見ろ!

その文章が描かれた時代というものは物語を読む上でとても大事です。
何故ならば何十年も昔に描かれた文章や違う国が舞台になっている文章だと今の時代と違いすぎて、文章が全く頭に入ってこなくなるからです。
自分の常識と違うものは頭に入ってきません。
なので少しでも時代や国が違う文章だなと思ったら手間がかかっても一度軽くでいいので本が書かれた時の時代背景を調べましょう。
多少調べるのに時間がかかったとしても、調べない時より本を早く読むことができるはずです。

また、時代背景は考察と感想文の字数を伸ばす上で一番便利(調べたものをそのまま書けばいいから)なので読書感想文などを書くなら絶対に調べましょう。

実際に物語文をどう読めばいいのか?

さて、チェックすべき箇所を覚えたところで実際にどう読んでいるのか紹介します。

  1. あらすじを読む
  2. 時代や国が違うなら下調べをする。
  3. 感情が書かれている場所にチェックする
  4. 情景をチェックする
  5. 時間があったら全部読む

物語文は評論文に比べると少々手間が入ります。
何故ならば無駄な表現はほとんど省かれているからです。
なので深いところまで考察しようとするとどうしても全部読む必要が出てきます。
しかし、どうしても全部読みたくないと言う人はいると思います。
なので課題を片付けたい人のために裏技を教えます。

まず1〜4までは真面目にやりましょう。
そのあとアマゾンのレビューや有志のブログでの感想記事(ネタバレあり)を読みましょう。
そうするとターニングポイントとなる部分が書かれているはずです。
そこが一番大事な部分なのでそれを丸々書いた後に時代考察と登場人物の感情の動き、情景の描写が暗示しているであろうものの明示をすればもうあなただけの感想文の出来上がりです。
誰もパクリだなんて言わないでしょう。


まとめ

と言うわけで今回は課題を早く片付けたい人に向けた本の早読みの紹介でした。
実際に俺がここで書いた手法はどの場面でも通用するし、真面目に全部読んでいる人より理解度も高くなると思っている読み方です。

この手法、実は本の内容のいいとこ取りをしているだけなんです。
いいところだけを抽出したならば、本を全部読むよりも純度の高い知識を手に入れられていると思いませんか?

大学生は時間が有り余っている分、本をたくさん読んで人間性を深めることができます。
しかし、いくら大学生であろうとも時間は有限。できるだけ多くの本を読むには良い部分だけを抽出することがとても重要です。
今回紹介したテクニックを使ってあなたも効率よく本を読んでみてはいかがでしょうか?